ラーメンの最大の魅力
ラーメンの魅力は、
こころがちぎれるような「美しさ」だ。
そして、それこそがラーメンの未来、
その最大のポテンシャルなのだと我々は思っている。
ビジュアルは、国境を超える。言語の壁を粉々に粉砕し、時空を超え、世代の違いなど置き去りにして、見る者の網膜から脳髄へと直接突き刺さる。説明などいらない。文脈の解説も、通訳の言葉も、何ひとつ必要としない。
それは、音階だけで世界中を熱狂させる
「音楽」に完全に匹敵する表現だ。
資本の大きさなど、関係ない。チェーン展開も、潤沢な広告費も必要ない。街の片隅にある小さな店。カウンターわずか8席しかない極小の城であっても、そこに圧倒的な美学と造形が宿っているなら、その一杯の光景はたった一枚の画(え)として、一瞬で地球の裏側へまで届いてしまう。
それが「ビジュアル」という表現の持つ、底知れない暴力性であり、希望であり、現代最高峰、最前線の表現技法だ。
言葉を尽くして語る前に、ただその姿を見せるだけで人の心を奪い、震わせる力。極小の現場から世界を撃ち抜くその刃を、我々は今日もファインダー越しに見つめている。
