ラーメン産業展へ
これから、ラーメン産業展の会場へと向かう。
秋の冷気を吸い込みながら移動する電車のなかで、胸の奥が静かにざわめいている。
ラーメンという市場は、これから間違いなく爆発的な進化と拡大を遂げる産業だ。単なる「安くて旨い日常食」の枠組みを完全に突破し、世界を巻き込むカルチャーとして、そして精緻に構築されるべきビジネスモデルとして、そのポテンシャルはまだ底が見えていない。
伸び代が大きいということは、それだけアプローチの選択肢が無数にあるということだ。一杯の丼を突き詰める職人の現場もあれば、その味と熱量を世界中へ流通させるテクノロジーやサプライチェーンもある。情報発信の文脈を再定義し、産業としての持続可能性を支える仕組みづくりに至るまで、我々がやるべき仕事、挑むべき課題は山のように残されている。
我々が日々現場に足を運び、ノートを開き、頭を絞って考え続けている問いの数々。その同じ問いに向き合い、同じ志を抱いてこの巨大な産業に挑んでいる企業や、異業種のプロフェッショナル、先鋭的なチームは、いま一体どんな手を打ち、何を仕掛けようとしているのか。
彼らが持ち寄る最新の技術や思想、現場の試行錯誤がひとつの巨大なフロアに集結する。産業の現在地を肌で測り、未来の輪郭を確かめる場所として、これ以上の学びの現場はない。
傍観者として見物しに行くのではない。これから仕掛ける戦いの解像度を上げるために、その熱気の渦中に飛び込んでくる。
本当に楽しみで仕方がない。
